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  • #Omni Sorter

2022.12.27

ECならではの繁忙期でも安定した物流品質を保ち、現場の負担軽減と省人化にも成功!

ディーエムソリューションズ株式会社

はじめに

EC利用者の満足度向上には、商品の注文から到着までのスムーズな連携が欠かせません。商品のピックアップ、発送作業の正確さとスピードへの要求がさらに高まっていることを、物流の現場で実感されている方も多いのではないでしょうか。

そしてECにおける物流システムの真価が試されるのが「波動」への対応。物流システムの安定性は、EC事業者に対する信頼とも直結しています。急激な出荷量の増大が発生した際にも、ミスのない出荷作業を実現しなければなりません。

「ブラック・フライデー」をはじめとするECモールでのセールや、季節的な商品へのニーズの高まり、あるいはSNSでの人気上昇といった商機を逃さず、大量の注文に確実に応えられる体制の構築が、EC物流事業者の大きな課題となっています。

そこで今回は、立体型仕分けロボットOmni Sorter(オムニ・ソーター)を物流倉庫に導入、ECならではの出荷量変動に対応しながら、作業品質の向上も実現されたディーエムソリューションズ様にお話を伺いました。

「Omni Sorter」導入前に直面していた課題

ディーエムソリューションズ様が展開するEC事業特化型物流代行サービス「ウルロジ」は、EC事業者をクライアントとし、EC・通販のバックヤード業務、スポットでの物流、発送業務を担っています。

これまで「ウルロジ」事業で使用する物流倉庫にロボットは導入されておらず、⽴体型仕分けロボットOmni Sorterの採用は、同社にとって初めてのチャレンジでした。
月額制倉庫ロボットサービスRobowareによるOmni Sorter導入は、「ウルロジ」にどのような変化をもたらしたのでしょうか。当初の課題や、導入の成果、そして今後の展開などについて伺いました。

ECならではの急激な出荷量増大への対応・物流品質の確保が課題

他社ECの物流代行事業を展開されている中で、どのような課題を感じていらっしゃいましたか。

松尾様:「ウルロジ」では、ECモールのセール時や季節要因、最近ではSNSでの拡散によって急激に受注件数が増加する「物流波動」に、どのように対応していくかという課題を持っていました。
出荷作業が増加すると、どうしてもスタッフへの負荷が高まり、出荷ミスが生じる確率も上昇します。作業量が急激に増えた場合でも、安定した物流品質を保つためにはどうしたら良いのか。その答えとして、スタッフの負荷増加を抑えることも課題の1つでした。

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作業工数の軽減、省人化、省力化を実現するシステムへの期待

出荷作業の急激な増加への対応、物流品質の維持・向上への取り組みを進めるにあたって、特にどのような点を重視されていましたか。

松尾様: 日本全体の課題である人口の減少、就業者の減少は今後も続くことが予想されますが、一方で、インターネットを通じた販売、EC化率はさらに上昇していくと考えています。
こうした背景から、特に「作業工数の軽減」「省人化」「省力化」を課題として捉えていました。
Omni Sorterを導入することでピッキングミスや検品ミスを減少させ、物流品質を高めることができると思いました。

⽴体型仕分けロボット「Omni Sorter」導入の成果

Omni Sorterの導入は、物流の現場にある課題の解決とともに、今後の事業展開についても大きな可能性を見せるものになったようです。

現場への負担は小さく、課題解決への効果は大きい

Omni Sorterの導入にあたっては、作業内容の切り替えを進めたり、操作方法を覚えたりなど、出荷作業のご担当者にも対応していただく必要がありますね。こうした点については、どのように評価されていますか。

松尾様:Omni Sorterの操作は想像以上に簡単でした。導入時に、短時間のレクチャーを受けるだけで使えるようになりました。また弊社の課題であった「波動対応」「物流品質の向上」「省人化」のすべてにおいて課題解決につながっています。今後はOmni Sorterの機能、ポテンシャルを有効に利用できる案件を増やし、さらに高品質な通販物流代行サービスにしていきたいと思います。

物流現場におけるロボット活用のメリットを実感

導入後、スムーズに当初の課題をクリアできたということですね。そのほかに、Omni Sorterの導入による成果や、変化を感じられたところはありますか。

松尾様:「物流現場におけるロボットの積極導入」という視点が加わりました。Omni Sorterは、弊社の通販物流代行サービスにおいて初めて導入したロボットです。検討していた当初は操作性やコストパフォーマンスに不安がありましたが、実際に導入してみると「今後の物流にはロボットが欠かせない」と認識することができました。

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採用のポイントは管理システムの充実と低コスト

倉庫ロボットの導入にあたっては、現場への負担や運用コストなど、さまざまな観点からの検討が必要です。ディーエムソリューションズ様が、月額制倉庫ロボットサービスRobowareによるOmni Sorter導入を選択したのはどのような理由からだったのでしょうか。

最も高く評価されたのは「ソフトウェア的な充実度」

初めて倉庫ロボットを導入されるにあたって、Robowareを採用された理由をお聞かせください。特にアドバンテージを感じられたポイントはありますか。

松尾様:システム連携が簡単に行えるなど、ソフトウェア的な充実度が評価の決め手となりました。
Robowareの良い点としてまず挙げられるのは、ロボットの運用・管理が「STREAM」(Robowareの管理システム)上でできるところです。今後AMR(自律走行ロボット。Robowareでは「FlexComet」「FlexSwift」を展開)など新しいロボットを導入した場合にも、同じように「STREAM」で管理できるという点は、オペレーターの学習コストおよび運用負荷軽減につながると考えております。

安定的な運用には、一定のメンテナンスなどが必要になりますね。運用コストや保守、サポート体制についてはどう感じていらっしゃいますか。

松尾様:サポート面においても、月額の運用保守料金にロボットのメンテナンス代や、仮に故障した場合の修理代、ソフトウェアのアップデート費用などが含まれている点は、経営的に見ても安心しております。

さらなる品質の向上・事業拡大へのサポートを期待

Omni Sorterは、急激な出荷増大にともなう作業量増加への対応、現場の負担軽減や作業ミスの減少といった課題解決に貢献しています。「ウルロジ」での今後のロボット活用において、どのような点に期待されているのでしょうか。

物流品質と生産性の向上、省人化に向けた取り組みを進めたい

Robowareの採用、Omni Sorterの導入によって、現状の課題解決が進みました。導入時の現場への負担や、運用コストの面でもご満足いただけているようです。今後の展開についてお考えになっていることや、Robowareに期待されていることはありますか。

松尾様:未来の倉庫現場のあるべき姿から、弊社のフェーズに合った戦略的なロボットや物流機器の導入に関して、品質や生産性の向上、省人化という観点から、アドバイスやサポートを行っていただけることを期待しています。
また今後の展望としては、通販物流代行サービス「ウルロジ」の拡大に向けて取り組み、Omni Sorterの有効活用、そしてロボット化によるさらなる物流品質の向上を目指してまいります。

弊社もディーエムソリューションズ様のお客様視点での今後のさらなるサービス向上に貢献できるよう、引き続き省力・自動化の様々なご提案させていただければと存じます。本日はありがとうございました!

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1. はじめに
課題
ECモールのセールやSNSでの拡散などによる物流の「波動」(急激な増加)に対応し、高い物流品質を保ちながら、スタッフの負荷上昇を抑えること
解決
Omni Sorterの採用で、導入・運用コストを抑えながら「波動対応」「物流品質の向上」「省人化」を実現。ロボットの積極導入による事業の拡大も視野に入った

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