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2024.03.31
オムニソーター導入で40%の時間削減!EC物流波動に対応し安定した作業が実現。
日本郵便株式会社
はじめに
EC業界ではセールや季節要因による受注波動が大きく、タイミングによっては人員手配が難しいケースが多々あります。そういった波動がある中でも、常に安定的な出荷クオリティを求められるECの物流現場では、倉庫内作業の自動化が一つのトレンドになっています。この大きな流れは今後さらに加速していくと考えられます。
全国に拠点を持つ日本郵便株式会社様には、今回、東海エリアにある愛知⻄部物流ソリューションセンターにてオムニソーターを2台導入していただきました。
オムニソーターを半年に渡り運用された中で得られた仕分け作業短縮の成果のほか、仕分けの前後工程における運用の工夫などについて、同社ロジスティクス事業部部⻑嶋津様と愛知⻄部物流ソリューションセンターセンター⻑鈴木様にお話しいただきました。
オムニソーター導入後の効果
---- まずはOmniSorter導入後の効果について教えてください。作業時間や効率にどのような効果がありましたか?
オムニソーター1回の作業で、1バッジ40件の作業を行います。従来の手作業でシングルピッキングした場合ですと、繁忙期で約45時間、平常時で約27時間になり約40%の大幅な時間短縮が図れています。
受注には波動がありますので、ピッキングの要員配置においても削減効果が出ています。
---- 仕分けが自動化されたことで、他の作業工程に与えた影響や効果はありましたか?
梱包時にハンディを使った検品作業がなくなりました。オムニソーターではピッキング実績データをダウンロードし、弊社のWMSにアップロードし検品作業を反映することができるので作業時間の短縮に繋がっています。
運用で工夫されている点
---- 人員配置や従業員教育などの運用面で工夫されている点があれば教えてください。
オムニソーターでは基本的に商品のバーコードを読み込み仕分けを行っていくため商品供給口(インダクション)での商品のバーコードの読み取りが肝となります。
エラーを少なくするために、荷主様とも協力を頂いてバーコードの読み取り精度の向上を図っています。
オムニソーターの供給者に対しては、供給位置や供給タイミングなどを特に注意事項として指導しています。
今後の自動化の展望
---- 導入前の期待値に対して、しっかりと効果は感じられていますか?
費用対効果については当初の計画通りの効果が出ています。オムニソーターの仕分けの生産性とスペース効率にも満足しています。ピッキングの効率化と仕分けに関しては大幅な生産性の向上を図ることができました。
人手の作業では、生産性を一定に保つことが難しいのですがオムニソーターを導入したことによって生産性を一定化することができました。これに伴い倉庫管理も効率的に行うこともできました。また、オムニソーターは立体型の構造になっていますので、スペース効率の観点からも非常に有効です。
---- 貴社内で進めている自動化戦略がありましたらお教えください。
自動化のコンセプトは、効率性と柔軟性の両立です。EC物流で培ったチラシや販促物の同梱作業などの対応力、品質を強みとしております。ピッキング・仕分けといった工程は極力自動化による効率化を高めつつ梱包などのきめ細やかな作業は、従来通り人手で行い荷主様の様々な
要望にお応えする物流サービスを提供してまいります。
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